40代からの挑戦

「良かれと思ってやったこと」が全滅の引き金に……YouTubeから下された非情な宣告 -収益化停止になるまで04-

YouTubeの世界において、「他の伸びているチャンネルをリサーチし、ウケているテーマをモデリングして動画を作る」というのは、再生数を伸ばすための基本中の基本であり、鉄則でもあります。

私もそのルールを学び、実践していました。もちろん丸パクリではなく、自分独自のリサーチと表現を加えて作った動画が、17万回再生という大きなヒットに繋がったのです。

「このヒットしたテーマを、パート2、パート3と続けていけば、きっともっと喜んでもらえるはず」

そう確信した私は、さらなる動画制作に取り組みました。

「手抜き」ではなく「バージョンアップ」だった

ここで強調しておきたいのは、私が作った「パート2」「パート3」は、決して使い回しの手抜き動画ではなかったということです。

むしろその逆でした。もっと本を読み込み、もっと真実に迫り、もっと細かい描写までしっかりと落とし込む。「前作よりもさらにクオリティの高い、バージョンアップしたものをお届けしよう!」という強い思いで、丁寧に作り込んでいたのです。

ただ、視聴者にとっては最高の動画でも、システムから見れば「同じようなテーマの動画が連続している」という事実に違いありませんでした。

さらに、私はもう一つの施策を行っていました。

私のチャンネルは短い動画が多かったため、視聴者がじっくり見応えを感じられるようにと、過去の10分ほどの動画を4〜5本くっつけた「総集編」を制作して投稿していたのです。

新しい単発動画、より深掘りしたパート2やパート3、そしてそれらをまとめた大満足の総集編――。 次々と動画を作り上げ、数字も伸び、動画作りが楽しくて仕方がなかったその絶頂の瞬間、悲劇は起きました。

すべての「ドルマーク」が消えた日。量産型コンテンツの烙印

突然の収益化停止。 YouTubeから突きつけられた本当の理由は、「量産型のコンテンツ(繰り返しの多いコンテンツ)」という冷徹な烙印でした。

通知には、こう書かれていました。 「教育的価値や、新たな価値が付加されておらず、視聴回数を増やすことのみを目的として大量生産されたコンテンツや、繰り返しの多いコンテンツがこれに該当します」

画面を確認すると、これまで動画一つひとつに灯っていた、努力の証である「ドルマーク(収益化マーク)」が、綺麗さっぱりすべて消え去っていました。

「これからもっとチャンネルを大きくしていくぞ!」と、やる気に満ち溢れていた矢先のことです。まさに寝耳に水。想像すらしていなかった、目の前が真っ暗になる出来事でした。

敗因は「収益化ポリシー」の確認不足、そして変化への盲点

なぜ、良かれと思って細部までこだわった動画が、こんなペナルティを受けてしまったのか。 今振り返ると、原因は明確です。

私が「YouTubeの収益化ポリシー」をきちんと読み込み、その本質を理解していなかったことにあります。

システム(AI)は、人間のような「前作より本を読み込んで詳しくした」という文脈までは汲み取ってくれません。「同じチャンネル内に、似たような画像、似たような構成、同じ動画のクリップ(総集編)が繰り返し使われている」というデータだけで、機械的に「繰り返しの多い量産型コンテンツ」と判定してしまうのです。

そしてもう一つ、恐ろしい事実があります。 YouTubeの収益化ポリシーは、一度覚えたら終わりではなく、時代やAIの発達に合わせて何度も何度も変わっていくということです。

「昨日まではセーフだった手法が、今日からはアウトになる」

プラットフォームを借りて発信する以上、私たちはその変化を常にキャッチアップし、ルールを正しく知っておかなければならなかったのです。

この手痛い経験は、私にとって大きな挫折でした。しかし、この失敗から学んだ「AIとの正しい距離感」や「ポリシーとの付き合い方」は、これからの時代、発信を続ける上で何物にも代えがたい財産になったと思っています。

私のこの失敗談が、これからYouTubeやAIを活用して発信を志す誰かの、ひとつの道標になれば幸いです。

(この後はひどい落ち込みに05へ続く)

CTAサンプル

これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。